🌿おひとり終活ナビ

介護施設の種類と費用は?特養から有料まで比較解説

介護施設の主な種類を特養・老健・有料老人ホーム・サ高住・グループホーム別に、入居条件と費用の目安で比較。おひとりさまの選び方や負担軽減制度まで2026年時点で整理します。

「介護施設」とひとくちに言っても、種類によって入居条件も費用もまったく違います。特別養護老人ホームのように費用を抑えられる施設もあれば、有料老人ホームのように月20万円を超える施設もあります。とくにおひとりさまの場合、いざというときに頼れる家族が近くにいないことが多く、元気なうちに「どんな施設があって、いくらかかるのか」を知っておくことが安心につながります。

この記事では、介護施設の主な6種類を入居条件と費用の目安で比較し、おひとりさまならではの注意点まで整理します。

🦉ナビちゃんより
こんにちは、おひとり終活ナビのナビちゃんです。介護施設は「公的」と「民間」で性格が大きく違います。まずは全体像をつかんでから、自分に合うタイプを絞っていけば大丈夫ですよ。ホッホッ。

介護施設にはどんな種類がある?

介護施設は大きく「公的施設」と「民間施設」に分かれます。公的施設は費用が抑えめな代わりに入居条件が厳しく、民間施設は費用が高めな代わりに比較的入りやすい傾向があります。

公的施設の代表が特別養護老人ホーム(特養)と介護老人保健施設(老健)です。民間施設には介護付き有料老人ホーム、住宅型有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)、グループホームなどがあります。それぞれ「誰が入れるのか」「いくらかかるのか」が異なるため、まずは一覧で押さえましょう。

介護施設の種類別 費用比較表は?

主な6種類を入居条件と費用の目安でまとめると、次のようになります。費用は地域・要介護度・所得によって大きく変わるため、あくまで目安としてご覧ください。

種類 区分 入居条件 費用の目安
特別養護老人ホーム(特養) 公的 原則 要介護3以上 入居一時金なし/月10〜15万円程度
介護老人保健施設(老健) 公的 要介護1以上・在宅復帰目的 月8〜15万円程度(原則として中間施設)
介護付き有料老人ホーム 民間 自立〜要介護 入居一時金0〜数百万円/月15〜30万円程度
住宅型有料老人ホーム 民間 自立〜要介護 上記+介護は外部サービスを利用
サービス付き高齢者向け住宅(サ高住) 民間 自立〜軽度 敷金数十万円/月10〜25万円程度
グループホーム 民間 認知症・要支援2以上 月12〜20万円程度

この表のとおり、同じ「介護施設」でも費用の幅はかなり大きくなります。次の項目から、それぞれの特徴を簡単に見ていきます。

公的施設の特養・老健の費用と条件は?

特別養護老人ホーム(特養)は公的施設のため、入居一時金がなく、月額も10〜15万円程度に収まりやすいのが特徴です。低所得の方ほど負担が軽くなる仕組みもあり、費用面では選びやすい施設といえます。ただし原則として要介護3以上が入居条件で、人気が高く待機者が多い地域も少なくありません。申し込んでもすぐに入れるとは限らないため、早めに地域の特養を調べ、複数に申し込んでおくのが現実的です。終身利用が前提で、看取りまで対応する施設も多くあります。

介護老人保健施設(老健)は、在宅復帰を目指すリハビリ中心の中間施設です。要介護1以上で利用でき、月8〜15万円程度が目安です。原則として長期入居の場ではない点を押さえておきましょう。

有料老人ホームやサ高住の費用はどれくらい?

介護付き有料老人ホームは月15〜30万円程度、入居一時金は0円から数百万円までと、施設によって大きく差があります。費用は高めですが、特養に比べて入居しやすく、設備やサービスが充実している施設が多いのが特徴です。介護付きは施設のスタッフが介護を提供するのに対し、住宅型有料老人ホームは介護が必要になったら外部の訪問介護などを利用します。住宅型は使った分だけ費用が増えるため、要介護度が上がると総額が読みにくくなる点に注意が必要です。入居前に「介護が重くなったときの費用」まで見積もっておくと安心です。

サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)は自立〜軽度の方向けで、安否確認と生活相談が付いた賃貸住宅というイメージです。費用は敷金が数十万円、月10〜25万円程度で、自由度の高い暮らしを続けたい方に向いています。介護が重くなると住み替えが必要になる場合があります。グループホームは認知症の診断を受けた要支援2以上の方が対象で、少人数で共同生活を送りながらケアを受けます。費用は月12〜20万円程度で、対象が認知症の方に限られる点が他施設と異なります。

介護施設の費用の内訳は?

介護施設でかかるお金は、家賃(居住費)・管理費・食費・介護サービス費の自己負担・日常生活費に分けられます。月額の請求額は、これらを合計したものです。

介護サービス費は要介護度が上がるほど高くなり、所得に応じて1〜3割が自己負担になります。日常生活費にはおむつ代や理美容代、レクリエーションの実費などが含まれ、施設によって扱いが異なります。「月◯万円」という表示だけで判断せず、何が含まれて何が別料金なのかを契約前に確認することが大切です。介護費用全体の考え方はおひとりさまの介護費用でも詳しく整理しています。

低所得でも入れる負担軽減はある?

あります。住民税非課税世帯など一定の所得以下の方は、「特定入所者介護サービス費(負担限度額認定)」を申請することで、特養や老健などでの食費・居住費が軽減されます。

この制度は申請しないと適用されないため、対象になりそうな場合は市区町村の窓口で確認しましょう。認定を受けると、所得段階に応じて毎月の負担がかなり下がるケースもあります。預貯金などの資産要件もあるため、最新の条件は自治体に問い合わせるのが確実です。

💡おひとり終活ナビから無料プレゼント
「どの施設にいくらかかるか、自分の希望を整理しておきたい」という方へ。終活の情報を1冊にまとめられる「エンディングノート(記入式)」を無料でお配りしています。希望する施設タイプや費用の優先順位、連絡してほしい人などを書き残しておくと、いざというときの判断がスムーズになります。

おひとりさまが施設選びで気をつけることは?

おひとりさまが気をつけたいのは、多くの施設で入居時に身元保証人を求められる点です。家族に頼めない場合は、身元保証サービスや成年後見制度の活用を早めに検討しておくと安心です。費用全体の見通しは費用・お金の基本で整理しておくと、施設選びの判断がしやすくなります。

また、元気なうちに気になる施設を見学し、資料を集めておくことが何より大切です。判断力があるうちに「ここなら」という候補をいくつか持っておけば、体調を崩したときにも落ち着いて動けます。

よくある質問

Q. 介護施設の費用で一番安いのはどれですか?
一般的には特別養護老人ホーム(特養)が抑えめで、入居一時金なし・月10〜15万円程度が目安です。さらに低所得の方は負担限度額認定で軽減される場合があります。ただし要介護3以上が原則で、待機者が多い地域もあります。

Q. 有料老人ホームの入居一時金は必ず必要ですか?
施設によって異なります。入居一時金が0円のプランもあれば、数百万円かかる施設もあります。一時金が高い施設はその分月額が下がる傾向があるため、入居期間も含めて総額で比較することをおすすめします。

Q. 介護施設の費用は要介護度で変わりますか?
変わります。介護サービス費は要介護度が上がるほど高くなり、所得に応じて1〜3割が自己負担になります。住宅型有料老人ホームやサ高住は使ったサービス分だけ費用が増えるため、重度になると総額が上がりやすい点に注意が必要です。

Q. おひとりさまでも介護施設に入れますか?
入れます。ただし入居時に身元保証人を求められる施設が多いため、家族に頼めない場合は身元保証サービスや成年後見制度の利用を検討しておくと安心です。元気なうちに準備しておくとスムーズです。

Q. 介護施設の情報はどこで相談できますか?
お住まいの地域包括支援センターが入口になります。施設の種類や空き状況、費用の目安、申し込み方法などを無料で相談できます。費用や条件は施設・地域で異なるため、各施設への直接の問い合わせとあわせて確認しましょう。

🦉ナビちゃんからひとこと
介護施設は「安いか高いか」だけでなく、「自分の状態で入れるか」「身元保証をどうするか」まで含めて考えるのが大事です。焦らず、元気なうちに見学して比べておけば、きっと自分に合う場所が見つかりますよ。ホッホッ。

まとめ|介護施設は種類ごとの条件と費用で比べよう

介護施設は公的施設と民間施設に分かれ、特養は費用が抑えめな代わりに要介護3以上が原則、有料老人ホームは費用が高めな代わりに入りやすい、といった違いがあります。サ高住やグループホームも対象者が異なるため、まずは種類別の条件と費用の目安を押さえることが第一歩です。

おひとりさまの場合は、身元保証人の準備と早めの情報収集がとくに重要になります。低所得の方は負担限度額認定で軽減される制度もあるので、対象になりそうなら自治体に相談しましょう。

なお、費用・条件は施設・地域・要介護度・所得によって大きく異なります。本記事は2026年時点の目安です。最新の情報は各施設・自治体・地域包括支援センターで必ず確認してください。