エンディングノートの書き方|おひとりさまの必須6項目と順番
エンディングノートの書き方を、必須6項目・書く順番・保管方法から具体的に解説。遺言書との違い、無料での始め方、続けるコツまで、おひとりさま向けに2026年時点の情報で整理します。
「エンディングノートを買ってはみたけれど、何をどう書けばいいのか分からず止まってしまった」。とても多い声です。項目がたくさんあると、どこから手をつけるか迷い、結局白紙のまま、ということになりがちです。
でも、書き方にはコツがあります。全部を埋めようとせず、手続きに直結する項目から書く。これだけで、ぐっと進めやすくなります。この記事では、おひとりさまが書いておきたい必須6項目、書く順番、保管方法、続けるコツを整理します。読み終わるころには、今日書き出せる最初の一ページが決まっています。
🦉ナビちゃんより
こんにちは、案内役のフクロウ、ナビです。エンディングノートは、きれいに完成させる必要はないんです。鉛筆で、書ける欄から。今日の一行が、未来の誰かを助けますよ。ホッホッ。
エンディングノートは何のために書く?
エンディングノートは、もしものときに動いてくれる人へ、本人しか知らない情報と希望を伝えるために書くものです。
入院したとき、判断力が落ちたとき、亡くなったとき。そのたびに、連絡先・資産・契約・希望といった情報が必要になります。家族がいない分、おひとりさまはこれを自分で書き残しておかないと、駆けつけた人や手続きを担う人が動けません。エンディングノートは、その情報をまとめた「申し送り書」です。
費用ゼロで今日から始められ、書き直しも自由。終活の入口として、まずここから手をつける人が多い分野です。
エンディングノートと遺言書はどう違う?
大事な違いは、遺言書には財産分けの法的効力があり、エンディングノートにはないことです。役割が違うので、両方あると安心です。
| エンディングノート | 遺言書 | |
|---|---|---|
| 法的効力 | なし | あり(財産の承継を指定できる) |
| 主な内容 | 連絡先・希望・情報など幅広く | 主に財産の行き先 |
| 形式 | 自由 | 法律で要件が決まっている |
| 費用 | 無料で始められる | 公正証書なら数万円〜+専門家報酬 |
財産を「誰に渡すか」を確実に決めたいなら遺言書が必要です。葬儀の希望や連絡してほしい人、ペットのことはエンディングノートに書きます。「財産は遺言書、それ以外の情報と気持ちはノート」と覚えておきましょう。
エンディングノートの必須6項目は?
おひとりさまが優先して書きたいのは、手続きに直結する6項目です。
- 資産の情報:預貯金・保険・不動産・有価証券・借入の一覧と保管場所
- 契約・サブスクの情報:携帯・公共料金・サブスクなど解約が必要なもの
- デジタル情報:スマホ・パソコンのパスワードの保管場所、SNSの扱い
- 連絡してほしい人:友人・知人・親族の連絡先と関係性
- 医療・介護の希望:延命治療やどこで過ごしたいかの意向
- 葬儀・お墓の希望:形式・予算・頼みたい相手
すべてを一度に書かなくて大丈夫です。とくに「資産」と「デジタル情報」は本人しか分からず、手続きする人がいちばん困る部分なので、ここから優先しましょう。
⚠️ パスワードは本体を書かない
暗証番号やパスワードそのものは書かず、「どこに保管しているか」だけを書くのが安全です。ノートは人目に触れる可能性があるためです。
エンディングノートはどんな順番で書く?
迷ったら、手続きで困る順=資産→デジタル→連絡先→契約→医療→葬儀の順がおすすめです。
| 順番 | 項目 | 理由 |
|---|---|---|
| 1 | 資産の情報 | 手続きの起点。最も必要とされる |
| 2 | デジタル情報 | 本人しか分からず、放置で解約できない |
| 3 | 連絡してほしい人 | もしものとき最初に必要 |
| 4 | 契約・サブスク | 解約しないと支払いが続く |
| 5 | 医療・介護の希望 | 判断できなくなる前に |
| 6 | 葬儀・お墓の希望 | 時間に余裕をもって決められる |
この順で書けば、途中で力尽きても「いちばん大事なところは埋まっている」状態になります。気持ちを伝えるメッセージ(付言)は、最後に余裕があれば書き添えましょう。
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書いたエンディングノートはどこに保管する?
保管で大切なのは、信頼できる人に「ここにある」と伝えておくことです。書いても気づかれなければ、意味がありません。
自宅の決まった場所に保管し、死後事務委任契約を結んだ受任者や、信頼できる友人・知人に保管場所を伝えておきます。隠しすぎると見つけてもらえないため、「もしものときはここを見て」と一言伝えるのがコツです。内容が変わったら書き直し、更新した日付を残しておくと、どれが最新か分かります。
おひとりさまは、亡くなった後にノートを開いて手続きしてくれる人を、あらかじめ決めておくと安心です。手続き・契約のピラー記事(おひとりさまの手続き・契約)もあわせて確認してください。
よくある質問
Q. エンディングノートは何から書けばいいですか?
A. 手続きに直結する「資産の情報」と「デジタル情報(パスワードの保管場所)」から書くのがおすすめです。この2つは本人しか分からず、残された人がいちばん困る部分だからです。書ける項目から埋め、変わったら書き直せば大丈夫です。
Q. エンディングノートに必ず書くべき項目は何ですか?
A. 資産の情報、契約・サブスク、デジタル情報、連絡してほしい人、医療・介護の希望、葬儀・お墓の希望の6項目です。手続きに直結する順(資産→デジタル→連絡先→契約→医療→葬儀)で書くと、途中で止まっても大事な部分が埋まります。
Q. エンディングノートと遺言書はどちらが必要ですか?
A. 役割が違うので両方あると安心です。財産を誰に渡すかは法的効力のある遺言書、連絡先や希望・情報はエンディングノートに書きます。エンディングノートには財産分けの法的効力はありません。
Q. パスワードはノートに書いていいですか?
A. 本体は書かないでください。ノートは人目に触れる可能性があるため、暗証番号やパスワードそのものではなく「どこに保管しているか」だけを書くのが安全です。
Q. 書いたノートはどこに保管すればいいですか?
A. 自宅の決まった場所に保管し、死後事務委任の受任者や信頼できる人に「ここにある」と伝えておきます。隠しすぎると気づかれません。内容が変わったら書き直し、更新日を残しておきましょう。
🦉ナビちゃんからひとこと
完璧なノートより、「資産とパスワードの場所だけ書いてある」ノートのほうが、ずっと役に立つんです。まずはそこから。続きはまた今度で大丈夫ですよ。ホッホッ。
まとめ|資産から書き、保管場所を必ず伝えよう
エンディングノートは、もしものときに動く人へ情報と希望を伝える申し送り書です。財産の承継は遺言書、それ以外はノート、と役割を分けましょう。必須6項目を、手続きで困る順(資産→デジタル→連絡先→契約→医療→葬儀)で書くのがコツです。
パスワード本体は書かず保管場所だけを。そして書いたら、信頼できる人に在りかを伝えておくことが何より大切です。完璧を目指さず、今日は資産の一ページから。心・人間関係のピラー記事(おひとりさまのエンディングノート)もあわせて、一歩ずつ進めてください。